こんばんは。Sawaoです。
暑くなってきましたね。
今日はこころの健康センターまで自転車で行きました。
脱水に気をつけながら運動を続けていきます。

今日は双極性障害(躁うつ病)の薬物治療(躁状態)について
日本うつ病学会治療ガイドラインを参照にさせていただき
つぶやきたいと思います。

躁状態の薬物療法は
メタ解析の結果なども含めて
リチウムやバルプロ酸などの気分安定薬と
オランザピンやアリピプラゾールなどの
非定型抗精神病薬の併用が推奨されています。

    (Smith LA et al: Acta Psychiatr Scand 115: 12-20, 2007
    Scherk H et al: Arch Gen Psychiatry 64: 442-445, 2007 参照)

もちろん単剤で対応できるに越したことはありませんが
躁状態が著しい場合は、抑えられないことが多く、
Sawaoの経験としても併用することが多いのが現状です。

リチウムは最も推奨されている薬剤の1つですが
有効血中濃度とリチウム中毒を呈する濃度が近いこともあり
Sawaoとしては、現在のところ
バルプロ酸に少量のオランザピンの併用が一番多いと思います。

いずれにしても
どの薬剤を選択するにせよ
副作用や有害事象は最少にして
治療効果が最大限発揮できるように考えていくことが
大切ではないかと思います。