こんばんは。Sawaoです。
今日はAdult ADHD Speakers Meetingが
東京であり、行ってきました。

講義及びワークショップ形式でかなり勉強になりました。
また多くの先生方と親睦を深めることが出来ました。

講義の中でAdult ADHDの世界的有病率が示されていましたので
少し言及したいと思います。

2007年の世界保健機関世界精神保健調査(WMH)によると
成人期ADHD(Adult ADHD)の世界的有病率は3.4%と推定されています。
(Fayyed et al. Br J Psychiatry 2007; 190: 402-409 参照)

ちなみに日本の文部科学省の全国調査では
2002年(第1回)ADHD傾向を持つお子さんの割合 2.5%
2012年(第2回)ADHD傾向を持つお子さんの割合 3.1% でした。

以前のブログでも述べさせていただきましたが、
ADHDを含む発達障害の割合は、微増はしているものの
それほど増加しているわけではなく、最近になり爆発的に増加しているわけ
ではなく、以前より一定の割合で存在していると感じております。

今回のFayyed先生らの調査からも成人のADHDの割合が少ないわけではなく
やはり一定の割合で存在していることからも
以前も(現在の割合と)それほど差がなく
発達障害を持つ方がいらしゃった
(つまり今は成人のADHDで困っておられる方がかなりいらっしゃる)
と感じております。

したがってこれらのことから
ADHDを含め成人期の発達障害の認知度をさらにあげ
そのことで支援や環境調整を整えていく必要があると思います。

再び東京へ(桜)

ところで東京は桜が満開でした。