こんばんは。Sawaoです。
Sawaoは日・月にお休みをいただいておりまして
今日はお休みでした。

今日は昼間にウオーキングをしました
今大阪は雨が降っており、昼間にウオーキングをして
よかったです。

今日は昨日の続き、ADHDの2次的な問題に対する
薬物的対応についてつぶやきたいと思います。

先のブログでも紹介させていただいたとおり
ADHDを持つお子さんは併存症や続発症などの2次的な問題を
生じることがまれではありません。

もちろん2次的な問題においても環境調整などの
非薬物的なアプローチをまず行うことは
いうまでもありません。

しかし家庭生活や学校生活において著しい支障が生じている場合は
薬物的対応も視野にいれなければなりません。

自尊心が低下してしまうと抑うつ状態や気分障害を呈することが
あります。

そのような場合はSSRIなどの抗うつ薬や気分調整薬などの治療を検討します。

また、反抗挑戦性障害や素行(行為)障害など攻撃性が高まっている状況では
気分調整薬や抗精神病薬などの治療を検討します。

そして、ADHDは強迫性障害(OCD)やチック障害を併存することが多いと言われています。

ここで、
「あれ、ADHDでは自閉性障害やアスペルガー障害などの広汎性発達障害(PDD)との併存が多いのでは?」
と思われる方もおられると思います。

実は、現在の国際的診断基準ではPDDとADHDは併存しない
もし、両方の症状がある場合は、PDDを優先して診断する
と定義されています。

実際は、ADHD症状を伴うPDDを持つお子さんが多く、(つまりADHDとPDDの併存が多く)
今後はADHDとPDDの併存診断が認められる可能性が高いと思われます。

ちょっと話がそれてしまったので本題に戻しますと
ADHDはOCDとチックの併存が多いと言われています。

まず、強迫性障害(OCD)が併存している場合は、
SSRIを中心とした抗うつ薬の治療を検討します。

そしてチック障害の場合ですが、
まずはチック症状に対して注意をしないという環境調整を行います。
その中で、体を大きく動かすような運動チックや音声チックがある場合は
抗精神病薬などの治療を検討します。

また運動性チック・トゥレット症候群がある場合は徐放性メチルフェニデートは使えませんので
注意してください。

長々と話してしまいましたが、
今後も少しずつつぶやいていきたいと思います。
応援よろしくお願いしまーす。