おはようございます。Sawaoです。
昨日は難波で研究に参加させていただき
齊藤卓弥先生の子どもの双極性障害の講演を拝聴しました。
非常にわかりやすく勉強になりました。

ところでSawaoは大学病院で勤務してきたこともあり
以前より妊娠と薬について、つぶやきたいと思っていました。

妊娠・授乳とくすりQ&A じほう 出版
を参照させていただきつぶやきたいと思います。

今日は妊娠と精神疾患についてです。

妊娠はお母さんの体に大きな変化(ホルモンバランスなど)を
もたらすだけではなく環境の変化ももたらし精神的に不安定となりがちです。

特に妊娠初期や妊娠後期は不安定になりがちと言われています。
それに比べて妊娠中期(安定期)は比較的安定していますが
産褥期(出産後6週~8週)は精神疾患やマタニティーブルーの好発時期です。

このように時期により違いはあるもののすべての時期で注意深く経過を
診ていく必要があることがわかります。

薬についても妊娠前から服薬されている方もおられ
調整が必要になる場合も多いです。
ただ急に中断されるとお母さんが情緒不安定になることが多く
リスクとベネフィット(利益)を天秤にかけて有益性を考慮することが大切です。

出来れば妊娠前に計画的に調整し
催奇形性のリスクのある薬があれば
比較的安全な薬に変更するなどの調整する必要があります。

今後、薬の催奇形性や催奇形性が高まる時期などもつぶやきたいと思います。