こんにちは。Sawaoです。
日々の活動の中でできるだけウオーキングやサイクリングなどを行い
なんとか運動習慣だけは維持しております。

ところで今日は先日の子ども・青少年育成支援シンポジウム 
(by子ども・青少年育成支援協会
についてつぶやきたいと思います。

まずは関西学院大学の米山直樹先生のご講演
「青年期までの発達上の課題から考える
発達障害の子どもたちの自立に必要な支援とは」
についてです。

興味深く非常にわかりやすくご講演でしたので
あっという間の90分間でした。

学習と就労という2大テーマの支援について
2回にわけてご講演内容のご紹介をさせていただきたいと思います。

まずは学習についてです。

学習において大切なこととしては

1.本人は何が苦手で何が得意なのかを
  周囲も本人自身も理解できること(正しい自己理解)
2.苦手さは努力による克服だけではなく
  工夫による改善方法も見つけておくこと
3.苦手さの克服だけに焦点化することは絶対に避けること
 (失敗体験の積み重ね・自尊心低下)
4.得意な活動・できる活動を日常生活で必ず設定し
  周囲から評価される体験を積むこと

以上の4つが挙げられています。

具体的な支援としては、

1.成功体験の積み重ね
2.目標の明確化
3.失敗体験ではなく、成功体験から学ぶ
4.援助の度合いを徐々に減らす
5.スモールステップ
6.一度の教える内容は一つだけ

などが挙げられます。

我々医療サイドとしても同様なことは言われていますが
教育専門の先生からのお話を聞き、自信を深めることができました。

以上のことから、改めて
出来るだけ早くから本人や家族が
本人がどういったところが得意でどういったところが苦手なのかを把握し
得意なところを出来るだけ伸ばし
苦手な部分に対しては対処方法を見つけていくことが大切であることを
確認することができました。