学習障害(LD)とは
「全体的に発達の遅れがないのに、特定の能力のみ習得や使用に困難を示す」状態のことです。文部科学省では、
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。』
と定義されています。
原因は、脳に何らかの障害があるためとされており、症状も広範囲にわたって様々です。
- 読み書きが苦手
- やればできるはずなのに、テストや勉強ができない
- 手先が不器用
- 話を聞かず、注意力に欠ける
など、本人の問題のように見えても、学習障害は本人の意志ではなく「障害が原因となって」起きているものです。
また、ADHDと密接な関係にあり、学習障害を持つ子供の多くはADHDも同時に抱えていることが多くあります。
学習障害を持っていると、学校での教科学習の中には困難なものがあり、さらに一人一人によって障害の出かたが違うため、その子どもに合った指導方法や教育が必要です。