こんばんは。Sawaoです。
今日は堺市こころの健康センターの嘱託業務で
暑くなってきたのでで往復しました。

ところで今日は脳の不思議を少しつぶやきたいと思います。
以前ヒトの赤ちゃんは他の動物と比べて頭がとても大きいことを述べました。
それはヒトの脳が大きい証です。

脳は簡単に申しあげると大脳皮質という新しい脳と
大脳辺縁系という古い脳に分けられます。
ヒトの脳が大きいのはこの新しい脳である大脳皮質が
発達した結果だと言われています。

大脳皮質は情報処理や思考、判断や情動制御などを司っています。
それと比較して大脳辺縁系は情動表出、記憶や自律神経活動などを司っており
本能の脳であると言えます。

いやなことはすぐに忘れたいものですが
なかなか忘れらないことが多いです。
今日はこの大脳辺縁系と絡んでいやなことはなかなか忘れられないことに
ついてつぶやきたいと思います。

Neurogenesisのホームページを参照させていただくと
不快な感情は扁桃体を中心とするシステムが主な構成要素で
快い感情は側坐核を中心とするシステムが主な構成要素であると考えられます。

このように快・不快な感情は異なるシステムで構成されていることがわかります。

Sawao自身の経験や臨床上の経験からもヒトは不快な感情の方が
快い感情よりもより記憶に残りやすいのではないかと思います。
(自分がネガティブなだけかもしれませんが・・

もちろんいやなことをすべて覚えていると身が持ちませんので
ほどよく忘れていくようにはできています。

これはあくまでも私見ですが、動物に生存本能として恐怖体験や不快な経験は
より記憶しておかないといけない
(恐怖体験を忘れてしまい、命を落としてしまったら元も子もないから
システムがあるのではないかと思っています。

そのことから勝手に思うことは不快な感情は自然に覚えるが、快い感情は
意識して覚える必要があるのではないかと思います。

そういうわけでポジティブシンキングを心がけることが大切だと思います。
何事もポジティブに考えていきたいものですね。