知的障害とは
一般的には、知的能力の発達が全般的に水準に達していない状態を言います。
知的能力といっても幅が広いのですが、日常生活において物事を行う能力のことを指します。小さな子どもであれば、成長にも個人差があるため一概に知的障害とは言えないことも多いのですが、気になる症状があれば、知能検査や発達検査などを行い、医学的に判定します。
知的障害を引き起こす原因として、現在では以下のように考えられています。
- ①脳の発達障害によるもの
- 身体的には特に異常は見られませんが、脳の発達障害により知能がうまく発達しない場合
- ②脳の病気・損傷によるもの
- 乳幼児期に脳に外傷を受けてしまったり、感染症や出血が起こってしまい脳が損傷してしまう場合です。出産の際に生じる損傷や、母親が妊婦の間にウィルスに感染してしまうことなども考えられます。
原因として上記には述べましたが、まだまだ原因が不明な場合も多く、必ずしも上記にあてはまるとは限りません。
気になる症状があれば、当院や児童相談所などにご相談下さい。