こんばんは。Sawaoです。
今日は午後から住之江区学校保健大会で
講演をさせていただきました。

その中で発達障害は増えている!?
のかどうかについて私見を述べさせていただきました。

今日の読売新聞の記事で文部科学省の
全国抽出調査のことが触れられていましたので
数回にわけてこのテーマについてつぶやきたいと思います。

今回は文部科学省の調査結果の紹介です。

2012年の調査において
担当教員の回答した内容から
知的発達に遅れはないものの
学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童の割合は
6.5%でした。

(文部科学省 ホームページ参照)

これだけを見ればかなり多い印象があります。
ちなみに2002年の調査では
この割合は6.3%でした。

ここでSawaoが注目したところは、
何らかの困難を伴い子どもさん
(PDDやLDやADHDなど発達障害の可能性のあるお子さん)
の割合の変化量です。

確かに10年間で0.2%割合は増えています・・
しかし、昨今の発達障害の注目度
(発達障害関連の本はここ10年間でかなりの数でていると思います)
から鑑みて
あまり変化していない印象を受けました。
(もちろん調査方法は異なり一概には比較できないとは思いますが
Sawaoの私見と致しましてはそのように感じております)

【実際の】発達障害の割合は昔からある一定程度あり
(徐々に増えているかもしれませんが)
爆発的に増えているわけではないのではないかと思います

ちなみにこの割合(2002年・2012年調査)にあまり差異が
認められなかったことからわかる
もうひとつ大事な点は、

学校の先生方が
生徒さんのことを非常にきちんと評価し続けていることです。
この調査結果から明らかになったのではないかと思います